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Logicool(ロジクール) Performance Mouse M950 をレビューしてみる。

2009年11月7日

Logicool の新型マウスM950を購入しました。これまで使っていた MX-1000からの乗り換えになります。

発売当時の朝に注文して、翌日届きました。発売日が延期されるなど、在庫に不安がありましたが今の所、潤沢そうです。

package
パッケージは、いつものロジクールらしいグリーン調のデザインでした。

pull
「Pull」と書かれた紙は、電池用の絶縁シートです。

eneloop
充電池は三洋電機の eneloop が標準で入ってきてました。既に充電されていて使えるようになっています。

mouse1
外観の質感は、そこそこ高く見えます。左サイドのメッキ調のアクセントが綺麗に見えます。
この部分はメッキというより塗装に見えます。

mouse2

右端に見えるラバー部分の端っこの所もボタンです。親指で押し下げるように使います。
各種ボタンや外装からはラバー・コーティングされた部分はなくなりました。
これまでの製品を見ると、ラバー・コーティングは触り心地と質感は良いのですが、長期間使っているとコーティングが剥げてくるのでこれは嬉しい点です。

mouse_ura
裏面はそっけないデザインです。電源 ON/OFF用のスイッチがあります。

unify
最近、採用されはじめた1つで複数の Logicool製デバイスが接続できる Unifying レシーバーです。私は残念ながら他に対応する機器を持っていません。
試しにロジクールの別のマウスを認識するか試してみましたが、認識しませんでした。
と言う以前に、管理人の環境ではM950自体も Unifying ソフトウェアで認識してくれません・・・。※Unifying デバイスとして認識されなくても通常の無線デバイスとしては、使用できるので SetPoint も普通に使えます。

fail
管理人の環境でUnifyingデバイスとして認識されない原因は、調査中です。

追記:どうやら既にペアリングされていると上記の「ペアリングに失敗しました」が出るようです。普通に使う分には、意識しなくてもペアリングがされているようです。

unify1
「詳細」ボタンをクリックすると

unify2
既にマウスが認識されているのがわかります。

setpoint
Unifying デバイスとして認識されてなくても SetPoint は普通に使えます。
SetPoint と Unifying デバイス認識用のソフトウェアは、別のソフトウェアになっています。

2receiver
管理人の環境では、VX-Nano用のレシーバーもありますが、2つ挿しても干渉せずに両方のマウスが使えました。

huzokuhin

その他の付属品の一覧です。USBのケーブルが 2本と、充電器用のコンセント。
充電はUSBケーブル経由でも、コンセント経由でもどちらでもできるようになっています。
ポーチは、写真でも見てもわかるように、結構質感の高い素材でできています。

usb1
2本あるUSBケーブルのうち1本は、USBレシーバーの延長用のケーブルです。

電池が切れかけたら別の eneloop に差し替えようと考えているので、個人的には、これらのアクセサリは使う事は無いかもしれません。

charging
USBケーブルでチャージしながら使用もできます。チャージ中は LEDが点滅します。
取扱説明書によると、通常は電源を入れた時と、電池残量が減ったときにしか光らないそうです。
後、スリープモードから復帰したと思われる時に、ちょっとだけ光っています。但し、スリープモードに入るのに長い時間がかかる?のかLEDが光るロジックを変更したのか、MX-1000やVN-Nano と違って滅多な事ではLEDは光りません。
(MX-1000は、動かしている間、表面のLEDインジケーターが点灯します。VX-Nano は表面のLEDは滅多に光りませんが、机から離して裏面を見るとLEDが点灯して動作している事を教えてくれます)

manuals
マニュアル類です。CDは使用しなくても各種ツールは、Logicool の Webページからダウンロードできます。

manual
電池の持ちや充電回数などの長期レポートは、数ヶ月使った後にしたいと思います。

MX-1000と比較してみる。

MX-Revolution との比較はたくさんあるものの、きっと MX-1000からの乗り換えを考えている人もいらっしゃると思うので、気づいた点を書いておきます。

全般的に MX-1000 を繊細なマウスとすると、M950 は、コストダウン?の影が漂う大味のマウスという感じがしました。ただ、見た目の質感や、使い勝手が上がっている所もあり、総合的にはイーブンな感じがします。
MX-1000の充電池がそろそろ寿命になってきていて、MX-Revolution に乗り換えようと思っていたものの充電ステーション式はMX-1000でどうもイマイチだった・・・というので、なかなか乗り換えられなかった人には丁度良いマウスだと思います。

とは言え、アクセサリのコストもあるのだと思いますが、全体の印象では、定価で1万2800円と言うのは、他の数千円のマウスと比較した上で考えると、そこまで差があるかな。。と言う印象を持ちました。

インプレッションはまとめると以下の様な感じです。

  • MX-1000より軽量になっている。慣性が少ないため動かし易い。ただ、重量感が無くなった分重みを感じず、安っぽくも感じる^^;。が、明らかにマウスを滑らし易くなったので、間違いなくここは改良点。反対にMX-1000が、かなり重たいマウスだった事に気づかされた。
  • クリック感は、MX-1000の方がすこし浅く、音も控えめで上質な感じがする。M950は、ストロークも深く「カチッ」と大きな音がして安っぽい感じがする。個人的には、M950の方が実用的で使いやすい。
  • スイッチを押したり、ホイールを回した時等の細かい質感は MX-1000の方が高い。こういった細かい点で、M950よりMX-1000の方が作り込まれている印象を受ける。
  • 大きさはそれほど変わった気がしない。個人的には、M950の方が持ちやすく感じた。
  • 充電残量を示すLEDは、スイッチの ON をした時にしか光らない。MX-1000の様に、動かした瞬間にインジケータが光る。という様なギミックはなく、少し寂しい。
  • 左側についている「戻る」「進む」用のボタン位置は若干上にあがったが、それほど違和感は感じなかった。
  • ホイールを横に傾けた時のクリック感が無くなった。左右に傾けている感じがしないので、ホイールの傾きを使用している人には、やや使いにくいと思う。個人的には、VX-nano が同じ形式でクリック感が無いのですぐに慣れたが、 それにしてもVX-nanoよりもホイールの出っ張りが少なかったり、横への移動量が少なくため、使いづらい。但し、横スクロールとして使うには、圧力に応じてスクロール量が制御できると各種レビューにあるので、便利なのかもしれない。(管理人は、ここに Ctrl + Page Up/Ctrl + Page Downを割り当てていて、ブラウザーのタブの移動に使っていたので、使いにくくなってしまった)
  • MX-1000 でホイールの上下方向に有ったボタンが消えている、個人的には、使わないボタンだったので気にならなかった。
  • 机が木製のため使う場面が無いのだが、ガラスの上でも問題なく使えた。細かい作業はしていないものの、特段おかしな動きは見られない。モバイル用に持ち歩いている VX-Nanoでは、会社の中に苦手な机があるので、同じDarkfield レーザートラッキング機能を持ったAnywhere Mouse M905がちょっと欲しくなってしまった。

with_mx1000
大きさは殆ど変わりません。M950の方が個人的には持ちやすくなりました。
人によって全く違う所だと思いますが、右下側が少し出っ張って来たので、そこが上手く手に馴染む感じがします。

with_mx1000_side
丸みの頂点が前方にあったのが後方に移動しています。

with_mx1000_ura
裏面は、MX-1000に較べてちょっと素っ気ないデザインです。今回の売りの Darkfield 部分についても穴が空いているだけです。
上手く言えないのですが、製品全体に対する作り込みの意気込みは、MX-1000の方が強く感じられます。
MX-1000 では、数千円のマウスと作り込みが違う軸線上に有った感じだったのですが、M950は他のロジクールの数千円のマウスの延長線上で質感を高めた感じがします。

とは言え、充電池が交換可能になったり、高速スクロール機能が搭載されたり。で、購入を思いとどまるほどの障壁ではありませんでした。(実物を見る前に買ってしまったのですが、実物を見ても購入したと思います)

ソフトウェアダウンロード

CDを使わなくても、必要なソフトウェアは、以下のリンクからダウンロード可能です。
Unifying software
Performance Mouse M950

その他のレビューリンク

【ロジクールの次期フラッグシップマウスを試す - ケータイ Watch】
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/stapa/20091019_321774.html

【ロジクールの新型マウスを使ってみた(第84回):塩田紳二「モバイルトレンド」】
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090820/1017923/

【元麻布春男のWatchTower:四半世紀を過ぎて進化し続けるロジクール製マウスに迫る (2/2) - ITmedia +D PC USER】
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0908/21/news029_2.html

【PC Watch】 【本日発売】ロジクール「Performance Mouse M950」を試す ~MX Revolutionを正統進化させた上級マウス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20091106_326617.html

その後

このマウスの最大の欠点は、電池の持ちでした。。
この欠点を知っていたら、買わなかったか。と聞かれると・・・、うーん。。やはり現状ではトータル的にはベストなので、買っていたと思います。

電池の持ち実験についての記事をこちらに書きました。
さらに電池の運用についての記事をこちらに書きました。

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